将来やりたいことは一杯あるのですが、直近の目標は賃貸不動産オーナーになることです。
独身時代は、引っ越しが多く、高校卒業後18年間で10回引越ししています。
最初は、不動産購入は借入金等も多くなり、リスクが高いので、自分には関係ないことだと思い、全く興味がありませんでした。
しかし、何度も引っ越ししているうちに、自分の資産にならないものに自分はいくら支払ってきたのだろう、と思うようになっていきました。
18年間でざっと計算しただけでも1300万円くらいは支払っていると思います。
中古のワンルームマンションくらい買えたかもしれませんね。
結婚後は自宅を購入したので、賃貸生活からは解放されましたが、今度は住宅ローンという名の住居関連支出がかかっています。
ただ、支払い終えたら、資産価値はかなり減少している一方で、いくばくかの資産が残り、そのまま住み続けられる安心感があります。
やはり、国土の狭い日本では、不動産を持っているというのは、大きなアドバンテージだと思います。
相続税法上も、一部の不動産には、小規模宅地等の特例などの適用があり、税制上優遇されています。
ですので、収益性が見込める賃貸不動産を所有するということは、かなり恵まれた環境と言えます。
ただ、問題は資金原資です。
賃貸不動産という収益物件を借入金により所有して稼ぐビジネスモデルは、利ザヤ商売だと私は思っています。
つまり、銀行などと同じビジネスモデルです。
例えば、収益物件の利回り(投資利益率)が9%で、借入金の利息が2%の場合、賃貸不動産の耐用年数と借入金(投資額全額借入)の全額一括返済期間が同じと仮定するなら、収益物件の利回りは差の7%で、そこから修繕費や固定資産税等の経費や税金などを払わなければなりません。
一方、すべて自己資金で収益物件を購入したのなら、利回り10%から経費等を支払うこととなり、資金に余裕が出てきます。
結局、資金原資のうち自己資金割合が高いほど、自己の懐に入ってくる金額は多くなります。
ですので、お金持ちほど、収益性が高くなり、まさにお金がお金を呼ぶ状況になります。
不動産投資をご検討の方は、購入前にできるだけ節約して、少しでも自己資金割合を高めるようにしてください。
とりあえず始めたという方は、2件目以降は、できるだけ1件目の借入金を減らし、再投資する資金に少し余裕ができきてから投資することおすすめします。
不動産オーナーのインタビュー記事等で総資産額が〇〇億円と書いてあると、あたかも儲かって資金が潤沢にあるような印象を受けますが、資産に対する負債のことについて言及しないため、申し訳ないですが私はあまり信用していません。
なぜなら、総資産よりも総負債の方が多く債務超過かもしれませんが、総資産額の記載だけではそれが判断できないからです。
不動産投資をご検討の方は、資金(財務状態)の健全性を常に意識しながら、次の投資の検討をしていただけたらと思います。
自己資金比率が高ければ、よほど入居率が悪い物件でない限り高い収益性が見込まれ、さらに余剰になった資金を次の投資に回せるという好循環が続くことになります。
投資の都度、ご自身の余裕資金額と相談して、できるだけ高いコストパフォーマンスを実現できるように、シビアに検討してください。
決して生活費も困窮するレベルになるような投資はしないように心掛けてください。
皆様の素晴らしい投資成果を祈念しております!